民団と一体の斎藤文夫元参議院議員
■ヘイト根絶 条例制定急ごう…斎藤文夫氏 神奈川県・川崎市日韓親善協会会長
http://www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=2&newsid=23065
さいとう・ふみお 1928年生まれ。神奈川県会議員を経て86年から98年まで参院議員。神奈川県日韓親善協会連合会および川崎市日韓親善協会会長、神奈川県および川崎市観光協会会長、川崎港振興協会会長、川崎・砂子の里資料館館長など歴任。
今年40周年を迎える川崎市日韓親善協会の設立総会(1977年3月30日、川崎日航ホテル)
「草の根交流」牽引者に聞く
斎藤文夫氏 (神奈川県・川崎市日韓親善協会会長)
ヘイト根絶 条例制定急ごう
民団は今年も韓日友好親善に全力を尽くす。韓日の民間団体が共同で申請した朝鮮通信使のユネスコ世界記憶遺産登録が、今秋にも実現する可能性が高い。昨年6月にヘイトスピーチ対策法が施行された中、今、注目されているのが、川崎市や名古屋市など、ヘイトスピーチを事前規制するガイドラインと条例づくりを進めている自治体の動きだ。長年にわたり、日本側で「草の根」の親善活動を主導してきた元自民党参議院議員で神奈川県と川崎市の日韓親善協会会長を務める斎藤文夫氏(88)に韓日親善と多文化共生社会づくりを聞いた。(インタビュー構成)
川崎市がまず手本に
出身国問わず 地域共生社会の実現へ
◆結成40周年
1975年の川崎市長選に敗れ、浪人していた77年、当時の保谷三郎市議会議長と民団川崎支部の朴点圭支団長が訪ねてきました。
朴支団長から「川崎市は韓国人と深いつながりを持っているが、地域住民同士の交流がまったくない。ぜひ日韓親善協会を作ってほしい」と頼まれました。
私は「やりましょう」と即答しました。実は戦時中、川崎にあった三菱重工の鹿島田工場に学徒動員され、そこで韓国人の鄭さんと知り合いました。夜学に通いながら向学心に燃えていました。2人きりの職場で約10カ月間、一緒に部品管理の仕事をすることになったのですが、2歳上の先輩なのに私にはいつも敬語を使っていたのを覚えています。たぶん、私が日本人だから気を使っていたんでしょうね。心が痛みました。
私は一人っ子で家も比較的ゆとりがあったので、弁当のおかずや餅菓子があれば一緒に分け合って食べました。同じ職場で苦労を共にする「職場仲間」の意識からでした。日韓親善協会の設立を頼まれたとき、その思いが甦ってきたのです。
ただ会長は政治家より経済人がふさわしいと考え、当時、日本鋼管で常務取締役を務め、川崎市商工会議所名誉会頭の根本茂さんにお願いしました。根本さんは「よくぞ声をかけてくれた。実は戦時中、日本鋼管の平壌工場長として現地の労働者に助けてもらった。そして、戦後、川崎に戻ってからも多くの在日の方に助けていただいた。感謝とともに、何かお役にたちたいと思っていた」と快く会長を引き受けてもらえました。
私は副会長、当時私の秘書で現在衆議院議員の田中和徳氏が事務局長となり、同年3月30日、川崎日航ホテルに民団の皆さんと川崎の政財界人士250人を集めて神奈川県内で初の地域日韓親善協会が発会したのです。
◆朝総連の妨害
当日参加した1世や2世の方たちと初めてお目にかかることになるのですが、パチンコ店や飲食店など、同じ街に住む韓国と日本の人たちが初めて一堂に会したわけです。感無量でした。
ところが会場となった川崎駅前からホテルの外には朝鮮総連の街宣車がぐるぐる回っていました。「南の傀儡と手を組む日本人、斎藤文夫けしからん」などと叫んでいました。車の中から、入り口で入場者たちの写真も撮られました。
そんな妨害があったからこそ、「何が何でもとことん日韓親善協会を命をかけてやってやろう」と逆に意気込みを感じました。
その後、根本会長から「ぜひ韓国を訪れたい」との要望があり、訪韓団を構成するのですが、出発の時も朝鮮総連の妨害がありました。羽田空港にデモ隊が押し寄せて、「訪韓反対」を叫んでいました。
結成後、協会の友好親善活動は年々盛んになっていき、ゴルフ大会や旅行会をはじめ、韓国の方たちからはキムチ漬けや韓国家庭料理教室、逆に日本側からは日本の家庭料教室など、ご婦人どうしの交流も活発化しました。このような草の根活動が続くと同じ街の住民として絆さえも感じるまでになったのです。
また、川崎の実業団チーム所属選手を集めた「選抜チーム」を連れて韓国にサッカーの親善試合に行ったことや、教育現場を視察したこともあります。
◆参鶏湯の思い出
初めて韓国を訪れたのは73年です。その後30回以上訪れました。70年代当時は、韓国戦争の影響によって山に木がなく、豪雨による水害もよくありました。そのたびにお見舞い金を置いてきたりもしました。
韓国訪問では忘れられない思い出が多くありますが、韓国料理の中でも一番好きというか、思い出深いのが参鶏湯です。 川崎ロータリークラブと韓国の世宗ロータリークラブが姉妹提携を結ぶため初訪韓した73年でした。慶州からソウルに向かうセマウル号の食堂車で食事をすることになったのですが、メニューを見てもハングルだし、何を注文していいのか右往左往しているとき、隣りに居合わせた方から、「日本の皆さん、よろしかったらぜひ参鶏湯を食べてみて下さい」と勧められました。
はじめていただいたのですが、本当に美味しかったですね。今でも忘れられません。
実はこの方、ソウル商工会議所の会頭さんで、セマウル運動本部の指導者もやられていて、会話を交わすうちに、「時間が許せば、ぜひうちの商工会議所にお寄り下さい」と誘われました。
2日後、公式にお訪ねしたのですが、まず、セマウル運動の目的を熱心に語っていました。まさに、国民がひとつになって国家再建に取り組んでいる姿を感じました。
偶然の中で出会った人と人の縁の大切さを痛感しています。
◆富川と姉妹提携
86年でしたかね。オープンしたばかりの韓国国立現代美術館・果川館から、「世界各都市の彫刻を集めている。ぜひ川崎市日韓親善協会からも」と提供の依頼がありました。
横浜市出身の彫刻家、田辺光彰さんに話を持ちかけたところ、快く引き受けていただき、作品を寄贈しました。現在も屋外彫刻広場に展示されており、協会などの訪韓団でも度々訪れています。
川崎市は96年に京畿道の富川市と姉妹都市関係を結びました。ボーイスカウト、少年野球、少年サッカーなどの相互訪問をはじめ、双方の市職員の交換など、この20年間、幅広い官民の交流を広げてきました。
そのような交流を続けていく中、12年には超党派で市議60人中59人が参加する日韓友好川崎市議会議員連盟(大島明会長)も作ってもらいました。
また、神奈川県観光協会の会長もやらせて頂いてますが、04年には京畿道観光公社と観光交流覚書を締結しています。
◆ヘイトスピーチ
このように友好を築いてきた川崎の在日の皆さんをターゲットにわが街、川崎でヘイトスピーチが繰り返されていることをテレビで知った時は、恥ずかしいやら、ふがいないやら、信じられない思いでした。
昨年6月、ヘイトスピーチ対策法の施行後、桜本(川崎区)でまたヘイトデモがあると聞き、地域日韓親善協会としても、阻止すべきだと思い、日韓友好市議会議連にも呼び掛けました。
政治的な活動は初めてでしたが、地元の日本人が動き、厳しい姿勢を示してこそヘイトスピーチを根絶できると信じ、「日本が一流国というのなら、多民族と共生していかなければならない。ヘイトスピーチは日本人の恥である」と、公園や道路の使用許可を出さないよう、そろって福田紀彦市長や警察署長に要望書を手渡しました。
結局、福田市長は公園の使用不許可という英断をしました。自治体の権限範囲では最大の措置であり、いい手本を示したと思います。
◆多文化共生こそ
ふっと思い出すのですが、焼き肉店が並ぶ通称「川崎セメント通り」の入り口に建てたコリアンタウンと書かれた門の完成式のことです。主賓のあいさつに立つと沿道から「斎藤、浜町を韓国の街にするつもりか!」とやじが飛んできました。
私は「何を言ってるんだ」と思い、観光協会長として「横浜中華街に負けない川崎の観光名物としてコリアンタウンを作って下さい」述べ、大拍手をもらいましたよ。
それから何十年もたち、まさか川崎でヘイトスピーチが起こるとは思ってもいませんでした。
今、日本は多くの外国人が住み、多文化共生社会づくりをめざしています。国際化が著しい川崎で、一部とはいえこのような人がいるのは日本人の恥です。このまま続いたら、日本の国際化は後退するでしょう。
3月25日に、ヘイトデモを主催する男性が川崎市中原区で講演会を開くと聞き、日韓親善協会と議連の連名でヘイトスピーチ根絶を求める要望書を提出しました。
川崎市が進めている、公的施設の利用に関するガイドラインや人権全般に関する条例を早急に策定することも盛り込んでいます。福田市長は「真摯に受け止め、引き続き、差別や偏見のない社会の実現に向けて、適切に取り組んでいく」とコメントしてくれました。
ヘイトスピーチ根絶に向けて、他の自治体でも条例制定の動きがありますが、川崎市がまずお手本を見せるべきであり、私としても積極的に働きかけていきます。
※編集局より 笑顔を絶やさず自らの足跡を述べられるも、ことヘイトの件に話が及ぶと、にわかに眼光が鋭くなる。川崎市が出すであろう条例こそが他の自治体への「基準」になるのではと問うと、「然り。そのことを以て任じ、川崎の関係者に必ず伝える」と明言された。3月25日の川崎市武蔵小杉でのレイシストによる「ヘイト講演」に関して、川崎市日韓親善協会会長名で福田市長宛に要望書を提出。条例策定に向けて、更なる歩みを進めている。まさにエネルギッシュにして矍鑠(かくしゃく)たる風格の方である。
(2017.3.29 民団新聞)
こつる
日本万歳!
「ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネットワーク」さんが、カウンターに集まるようツィート更新しました!
0716予告されたヘイトデモを許さない緊急抗議活動【時間変更】 #拡散 各地からお集まりくださるカウンターの皆さんとの連携のため、開始時間を9時半に変更しました。
ttps://twitter.com/Kawasaki_AR
萎縮していないようで、良かったです。
「開始時間を9時半に変更しました。」ということなので、早めに集合して注意事項を周知するのだと思います。
「この部隊は、ここを担当」とか「救急車にひかれないように」とか気をつけることはたくさんあります。
私からお願いしたいのは
「救急車の進路を妨害しない」→人の命にかかわることです。
「デモ隊のもちもの 日本国旗などを奪わない」→強盗です。
「デモ隊に暴力を振るわない、つばをはきかけない」→これは暴行です。
「デモ隊の声を妨害しない」→言論弾圧です。
「デモ隊の進路を妨害しない」→暴行です。
「ごみを落とさない、周辺を汚さない」→マナーです。
「日本の法律を遵守する」→当然のことです。
こういうことを、注意喚起してもらいたいです。
.....今までやってきたことを急にやめていい子になろうとしてもねえ....。
こつる
カウンターについて、
クラック川崎さんが、「路上封鎖」宣言をしています。
前回同様、公道を封鎖するということでしょうか。
ttp://twilog.org/crac_kawasaki/date-170715
魚拓ttp://megalodon.jp/2017-0715-0920-48/twilog.org/crac_kawasaki/date-170715
C.R.A.C.K.@crac_kawasaki
報道にもある県内関係者複数の情報を総合して、CRACKからも当日のアクションをご提案♪
日時:7月16日(日) 9:30
場所:川崎市「中原平和公園」付近(ざっくり公園対面の路上を封鎖しまひょ)
https://tmblr.co/ZUEXIq2NlVWh0
#0716川崎ヘイトデモを許すな
https://pic.twitter.com/fSIlURfqH5
神奈川新聞も、15日深夜一時に情報をアップ。
カウンターに参加を呼びかけています。
ttp://www.kanaloco.jp/article/264535
魚拓ttp://megalodon.jp/2017-0715-0923-28/www.kanaloco.jp/article/264535
14日の夜から15日にかけて、共謀が行われたのでしょうね。
ななこ
川崎デモ許可の件で共産党議員が抗議をしています。石橋学もさまざまなルートから情報を収集して抗議を呼びかけています。共謀ですね。
◆はたの君枝認証済みアカウント@hatanokimie
7月14日午前、君嶋ちか子県議、市古てるみ川崎市議団長、大庭ゆう子川崎市議と一緒に県警本部を訪れ、16日と予告されたヘイトデモを許可したことに対し、ヘイトデモの実行を許さず、昨年制定されたヘイトスピーチ解消法に基づき、法の精神を最大限踏まえた対応を行うよう、強く要請しました。
0:52 – 2017年7月14日
7月14日午前、君嶋ちか子県議、市古てるみ川崎市議団長、大庭ゆう子川崎市議と一緒に県警本部を訪れ、16日と予告されたヘイトデモを許可したことに対し、ヘイトデモの実行を許さず、昨年制定されたヘイトスピーチ解消法に基づき、法の精神を最大限踏まえた対応を行うよう、強く要請しました。 pic.twitter.com/L0nF5BSrPr
— はたの君枝 (@hatanokimie) July 14, 2017
◆ごとう 真左美(後藤 まさみ)@gotou_masami
15日しんぶん赤旗15面。明日川崎市中原区でのヘイトスピーチのデモに対しはたの君枝議員、君嶋ちか子県議、市古照美市議、大庭裕子市議が申請許可した神奈川県警本部に抗議と市民の安全確保の申し入れ。
#0716川崎ヘイトデモを許すな
16:45 – 2017年7月14日
15日しんぶん赤旗15面。明日川崎市中原区でのヘイトスピーチのデモに対しはたの君枝議員、君嶋ちか子県議、市古照美市議、大庭裕子市議が申請許可した神奈川県警本部に抗議と市民の安全確保の申し入れ。#0716川崎ヘイトデモを許すな pic.twitter.com/Ujb7Y94T8T
— ごとう 真左美(後藤 まさみ) (@gotou_masami) July 14, 2017
◆石橋学@ishibs_kanagawa
抗議に参加を。「差別は許されないという声を諦めずに届けたい。差別を禁止する条例や法律がない以上、市民の力で人権被害を食い止めるしかない」〈時代の正体〉「川崎ヘイトデモ」抗議に参加呼び掛け 中原平和公園9時半から
http://www.kanaloco.jp/article/264535
#神奈川新聞
9:22 – 2017年7月14日
抗議に参加を。「差別は許されないという声を諦めずに届けたい。差別を禁止する条例や法律がない以上、市民の力で人権被害を食い止めるしかない」〈時代の正体〉「川崎ヘイトデモ」抗議に参加呼び掛け 中原平和公園9時半から https://t.co/mGjHMCKTai #神奈川新聞
— 石橋学 (@ishibs_kanagawa) July 14, 2017
こつる
日本万歳!
日本共産党が、言論弾圧に動きました。
日本共産党
ごとう 真左美(後藤 まさみ) @gotou_masami 21時間21時間前
47年目の毎週金曜日川崎駅東口早朝宣伝。
16日に予告された川崎市中原区ヘイトデモを断固として許さないと訴え。
川崎浄化デモ第3弾と明らかにヘイト目的のデモ申請を許可する県警の対応にも断固抗議します
#0716川崎ヘイトデモを許すな
ttps://twitter.com/gotou_masami/status/885709113547603968
15日しんぶん赤旗15面。明日川崎市中原区でのヘイトスピーチのデモに対しはたの君枝議員、君嶋ちか子県議、市古照美市議、大庭裕子市議が申請許可した神奈川県警本部に抗議と市民の安全確保の申し入れ。
#0716川崎ヘイトデモを許すな
ttps://pic.twitter.com/Ujb7Y94T8T
川崎市日本共産党市議会議員
大庭裕子@OobaYuko
16日、中原平和公園付近で再びヘイトデモが計画されています。
昨年6月多くの市民が包囲し、実質的に許さなかったデモ。
県警は、このデモ申請を許可してしまいました。
このことに対して、中原区に関わる4人の議員名で、申し入れを行いました。
ttps://pic.twitter.com/EcmrNbax0m