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余命134号 国防について
ご要望
仮想敵国が仕掛ける心理作戦に対抗する部署を創設・増強せよ。
 ネット空間を用いたサイバー戦については、不正アクセスによる情報の奪取やネットワーク自体の破壊、情報システムへの攻撃を想定され対処されていると思われるが、実際の戦闘は心理作戦、プロパガンダや印象操作による国家イメージの棄損などから開始されると思う。また現実空間でも同様に新聞・TVの偏向報道やねつ造による世論誘導、施設や展示によるマイナスイメージの植え付けなども行われていると考える。
 そのような状況下では軍事同盟や経済連携による安全保障策も、対象国間の民心の乖離や、政治姿勢の誤認などで支持を得られない場合有効に機能しない可能性がある。
 国際情勢に不安要素が増大する中、我が国の防衛については心理作戦に対して非常に脆弱であると言わざるを得ない。現在は民間レベルで防衛する状況であり、仮想敵国にあっては国家の援助を受けるものと対峙せねばならず、不利であると同時に政府の防衛に関する意識について懐疑的にならざるを得ない。
 通常の外交と異なり水面下の攻撃に対しては外務省など非軍事機関では制約も大きい。ついては自衛隊内もしくは準じる組織として心理作戦にあたる部署を創設、あるいは既存の部署の増強を要望する。

余命134号 国防について

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