テーマ【号外8326】
国境離島の調査に賛成し、今後の継続を要請する
ご要望
( www.sankeibiz.jp/macro/news/210821/mca2108210940002-n1.htm より引用)
国内に484島ある国境離島のうち、消失した恐れがある北海道の節婦南小島(せっぷみなみこじま)について、海上保安庁が20日、測量専用の航空機を用いた調査を開始したことが分かった。測量専用機による無人国境離島の調査実施は初めてで、島の存在や海底地形の確認を進めたもようだ。国境離島は領海や排他的経済水域(EEZ)などの管轄海域を決める根拠で、政府は土地利用規制法の保護対象に位置付けるなど安全保障面で重要視している。
海保は今後、海洋領域をめぐって中国や韓国が動きを強める東シナ海や日本海側の島々についても、専用機の機動性を生かして調査を進める方針だという。
今回、調査が行われた節婦南小島は国土地理院の地図に記載され、新冠(にいかっぷ)町沖約200メートルに位置する無人島。地図上の面積は150平方メートル程度とみられる。
節婦南小島は領海の基点になっており、消失が確認されれば領海範囲が減少する恐れがある。ただ、島が一見して海面上にない場合でも、引き潮の際に現れる「低潮高地」と認定できれば、これまでと同様に領海の基準になるため、海保は慎重に調査を進める。
関係者によると、島は地震の地形変化による沈降や波風による浸食などで消失した可能性が指摘されている。衛星写真などで島影が確認できなくなっていた。
政府によると、島の外縁部の測量が最後に実施されたのは、昭和32年だった。地図や海図に名称がなく、所有者がいなかったため、政府は平成26年に「節婦南小島」と名前を付与し公表。28年度に国有化していた。地理的に領海外側の排他的経済水域(EEZ)の基点にはなっていない。
今回の調査で用いられた機体「あおばずく」は海洋権益の確保に向け、海保が今年2月に測量専用として初導入し、第2管区海上保安本部の仙台航空基地(宮城県岩沼市)に配備。レーザー測深機で、領海やEEZを根拠づける低潮時の海面と陸地の境界(低潮線)を高精度で調査できる。
(引用終わり)
この調査に賛成し、今後の継続、調査場所の拡大を要請する。