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【号外835】 テレビの広告枠における独占禁止法違反の調査の要望
ご要望
市場について、インターネット上にある辞書で調べてみると、以下の記述が書いてあります。

1 売り手と買い手とが特定の商品や証券などを取引する場所。中央卸売市場・証券取引所(金融商品取引所)・商品取引所など。マーケット。
2 財貨・サービスが売買される場についての抽象的な概念。国内市場・労働市場・金融市場など。マーケット。
3 商品の販路。マーケット。「―開発」

市場の意味は、どの辞書で調べても似たり寄ったりだと思います。
例えば、農産物市場を細分化した場合、野菜市場、果物市場、穀物市場などがあり、さらに野菜市場では、レタス、キャベツ、大根、・・・かなりの種類がそれぞれの市場を形成していると思います。
レタス市場では、レタスの品種特性をベースに、産地・消費地や生産の時期、天候などの影響により、その価格は市場原理により上下しています。

それではテレビの広告枠はどうでしょうか。
テレビの広告枠は、テレビ広告という大きな市場であり、これはさらに細分化できると思います。
一般的には、24時間のそれぞれの時間帯、時間枠を、視聴行動における人間の標準的な行動特性により細分化できます。
この細分化した市場としての時間帯・枠の区分をベースに、放送局、電波種別、地域性、曜日などの違いなどがあります。
この時間帯・枠は、視聴行動における日本人の標準的な行動特性により、おおよそ以下の12区分、12通りの市場として分割できると思います。
プライムタイムは、市場価値の著しい高さから、時間枠でさらに細分化できます。
1.早朝  放送開始~午前6時
2.朝  午前6時~午前8時
3.午前  午前8時~午後0時
4.昼  午後0時~午後1時
5.午後  午後1時~午後6時
6.プレプライムタイム  午後6時~午後7時
7.プライム(ゴールデン)タイムA  午後7時~午後8時
8.プライム(ゴールデン)タイムB  午後8時~午後9時
9.プライム(ゴールデン)タイムC  午後9時~午後10時
10.プライムタイムD  午後10時~午後11時
11.アフタープライムタイム  午後11時~午前0時
12.深夜  午前0時~放送終了

カレル・ヴァン・ウォルフレン氏の著した「日本権力構造の謎」によると、
“電通は、日本の全テレビ・コマーシャルの三分の一の直接責任者であり、ゴールデンタイムのスポンサーの割り振りに関して実質的に独占的決定権をもつ。”とあります。
また“午後7時から11時の時間帯の番組にコマーシャルを出したい広告主は、電通を通すしかない。スポンサーの選定と放送番組の内容の大部分を電通が握っているからだ。”ともあります。
また週刊金曜日取材班の著した「電通の正体」によると、
“さらに民放テレビの収益構造を見れば、実質的に電通の支配下にあると言っていいほどだ。・・・中略・・・各キー局単体の売上高に占める割合は、もっと大きな数字となる。TBS、日本テレビ、テレビ朝日は40%を上回り、フジテレビでも33.4%にもなる。”とあります。
これら以外の著作やウェブの記述などでも、電通とテレビの広告枠については、ほぼ同様の内容が多く語られています。

国及び公正取引委員会は、
上記の通り、例えばこの12通りの市場それぞれにおいて、大手広告代理店による市場の私的独占、不当な取引制限など独占禁止法違反の疑義について、金額ベースの取扱高でのテレビ広告枠の調査をする必要があると思います。
よって、下記、株式会社電通の調査をお願いいたします。

東京都港区東新橋1-8-1
株式会社 電通
代表取締役社長 石井直

参考文献:
「日本権力構造の謎」 カレル・ヴァン・ウォルフレン 著
「電通の正体」 週刊金曜日取材班 著
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