永世中立国を宣言しているスイス政府は「民間防衛」という外国のテロや工作活動の手法と 国民の対処法をまとめたものを制作し、スイス国民に配布している。 「民間防衛」は、避難の心構えや間接侵略の手法などまで内容をカバーしており、 国民がメディアリテラシーを身につけ、防災意識を持つのに役立ち、 緊急時にパニックに陥ることを防ぐこともできる。 現在の日本は、国家公安委員会などが、日本で活動するスパイの工作活動を調査し、 報告はしているものの、国民がどのように行動すべきかという点にまで踏み込んでおらず、 工作活動の危険性についての国民への周知は不十分である。 そこで、政府はスイス政府の民間防衛を参考にし、 日本版民間防衛を制作し、日本国民に配布すべきである。