現在の日本は、外国人留学生は補助金をほぼ無条件で受けられて学費負担がほぼゼロであるどころか、帰省費用や住居の斡旋まで受けられる一方で、 日本人学生には給付型奨学金はほとんどなく、国公立大学でさえ学費負担が非常に重く、貸与型奨学金という学資ローンを組まざるを得ないものが非常に多く、 この現状は不公平であり、是正されるべきである。 この日本の大学での家計の学費負担が非常に重いことは、OECDの報告でも指摘されている通りであり、日本はGDPに対する教育機関への公費支出が先進国で最低レベルである。 世界では、外国人留学生は自国の学生よりも私費での学費負担を重くすることが普通であり、日本の現状は国際標準からも逸脱している。 したがって、政府はGDPに対する教育機関への公費支出を先進国並みにするためにも、外国人留学生の私費での学費負担を日本人学生よりも重くし、 日本人学生には公費支出を増やすべきである。