現在の日本はデフレであり、このデフレは1997年前後の財政健全化の名の下に行われた消費増税と公共事業の大幅削減に端を発したものである。 また、現在は財務省がプライマリーバランス黒字化目標を掲げており、公共事業の削減は年々過激になっている。 そのせいで第三次安倍政権は「コンクリートから人へ」を掲げた民主党政権よりも公共事業を削減し、 消費増税を断行し、デフレ脱却どころか、デフレを深刻化させている。 また、複数年度の予算編成が認められていないため、単年度で予算編成を完結せざるを得ず、 プライマリーバランス黒字化目標の縛りはよりきつくなり、数年以上かかる国家プロジェクトを行うことができない。 経済政策というものは、数年以上かかることが当然であり、複数年度予算がむしろ自然である。このままではデフレ脱却など不可能である。 そこで、デフレ脱却のために、プライマリーバランス黒字化目標の破棄、 消費税減税や累進所得税などの減税政策、複数年度予算編成の認可を求める。