昭和21年にGHQにより「日本の郵便切手ならびに通貨の図案として一定主題を使用することの禁止に関する件」 という通達が出されてから、郵便切手や通貨に菊紋のデザインが廃止され、 日本が主権を回復した後でも惰性で菊紋が描かれることがなくなっている。 既にパスポートに日本の国章として菊紋が描かれていることから、 もはや菊紋の使用を禁止する所以は無いはずである。 むしろ日本に来る外国人が通貨を手にしたときに国章が入っていないのは、 一目でどこの国の通貨か分からず、通貨として不親切である。 同様に切手についても国際郵便で用いる際に一目でどこの国か分からないのは不親切である。 東京五輪を前にこのような通貨・切手のままでよいとお考えであろうか。 早急に通貨・切手のデザインの見直しを要望する。