先日3月8日に閣議決定された、環太平洋経済連携協定(TPP)案と関連11法案だが、米国大統領選の行方によっては、TPP再交渉、もしくは米国批准見送りの可能性が高くなってきた。そもそも日本の国柄すら変えてしまいかねない、このような重要な外交交渉をわずか数ヶ月で批准することには断固反対である。 翻訳文で6000ページ(!)にも及ぶTPP合意文書の精査もなく、日本のみが先に批准手続きを進めてしまうことは、国益を毀損する可能性が極めて高い。国会議員はおろか、専門家ですら、その全貌をつかんでいる者は、ほぼ皆無と言ってよい。 即時、TPP国内批准についての全ての手続きを一時凍結することを要望する。