2011年3月11日に起きた福島原発事故の復興が遅過ぎる。 復興への最大の障害は“放射線汚染”とされている。 しかし、1945年8月6日に広島が受けた原爆被害は、福島の放射線の1800万倍であるが、 除染をしない状況で、被爆3日後には電車の一部区間が再開され、4日後には送水ポンプが稼働し、 市周辺部にまで給水出来るまでには9ヶ月かかった、という復興を成し遂げている。 (ひろしま復興・平和構築研究事業「広島の復興の歩み」より) そして、現在に至るまで、原爆を受けていない住民から放射線被害による患者は発生しておらず、 これは世界初の原爆被害を観察した世界中の研究者が知る所である。 異常に遅い復興は、福島県人の権利を侵害しており、又、被爆国日本の放射線防護学の信用を失墜させる愚策である。 科学的な現実を直視し、誠実な復興政策を実行するよう強く求める。